Steamレビューに言語別スコア導入!Palworld評価急上昇でXトレンド入り、賛否呼ぶ新システム

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はじめに

2025年8月18日、ValveはSteamユーザーレビューのシステムに大幅な変更を加え、新たに「言語別レートスコア」の導入を発表しました。この変更により、英語や日本語など特定の言語で書かれたレビューに基づいた評価が、従来の全体スコアに代わって表示されるようになり、多言語のユーザーから大きな注目と議論が巻き起こっています。


狙いと背景

これまでは、グローバルなユーザーレビューの平均が「Overall Review Score」として表示されていました。しかし、特定言語に起因するローカライズの不備やサーバーの地域性などが全体評価に反映され、一部の国・地域の反応が埋もれてしまうという課題がありました。
今回、言語別評価はデフォルトで有効化される形式に変更され、ユーザーは自身にとって意味のあるスコアを参照しやすくなりました。
Valveは公式に「文化や言語ごとのユーザーが感じる評価をより明確に反映するため」と述べており、透明性の確保と多様な視点の尊重を意図した改修と見られます。

配信者しんじさんの指摘

このアップデート後、日本の人気配信者・しんじさん(@Shinjisan_XD)の投稿が注目を集めました。

「Steamでレビューの評価を国ごとに見れるようになったので覗いてみたら、どのゲームも日本のレビューがほぼダントツで低評価をしていました。(中国、日本が辛口)~(割愛)

 一言でもいいので面白かったゲームに高評価を押す習慣をつけるとゲーム会社がもっと日本語対応とか早くしてくれたり、優しくしてくれたりするかもね(⋈◍>◡<◍)。✧♡ってことです。 俺も引き続き、思い出したら面白いゲームには高評価レビュー活動を続けていこうと思います。」と率直なコメントを残していた。


懸念と議論

一方、XやReddit上では懸念も浮上しました。一部のユーザーは「日本語のレビュー傾向が厳しいことが可視化されれば、将来的に開発側が日本向けのサポートを後回しにする恐れがある」と指摘。
つまり、ネガティブ寄りの日本語スコアがゲームへのローカライズ意欲に影響を与えるのではないか、という懸念です。
ただし、開発者側や一部のプレイヤーからは「言語別スコアによってレビューの重要性が増し、レビュー爆弾も緩和される」と歓迎する声もあり、賛否の意見が入り乱れています。


まとめ

Steamが導入した「言語別スコア」は、単なる評価の可視化以上の意味を持つ改変です。

  • ユーザーにとって、自分の文化圏や言語に即した評価が直感的に得られるようになったことは大きな進歩であり、ゲーム選びの手助けとなります。
  • 一方で、言語ごとの評価傾向が過度に可視化されることで、開発側に与える影響やレビュー文化への悪影響を懸念する声も根強くあります。

Valveが今後さらにどのようにこの仕組みの公平性を維持していくのか、Steamレビューのあり方そのものが変わるきっかけとなる可能性もあり、今後の動向に注目です。

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