今年の皆既月食!!世界を赤く染める夜空に

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はじめに

2025年9月7日から8日にかけて、夜空を「ブラッドムーン」に染める皆既月食が発生。これは、私たちの目には赤銅色に見えることから「ブラッドムーン」とも呼ばれています。この壮大な天文ショーは、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアなど広範囲で可視され、世界中で多くの人々がその神秘的な姿に魅了されました。


月食の概要

  • 種類:皆既月食(Total Lunar Eclipse)
  • 発生日:2025年9月7日から8日未明(現地時間)
  • 皆既継続時間約82分(1時間22分)
  • 可視範囲:アジア、アフリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど多数地域で観測可能。約85%の世界人口が観察できる見込み。

日本(東京)での観測スケジュール

  • 半影月食開始:9月8日 0:28(JST)
  • 皆既月食開始:2:30(JST)
  • 皆既終了:3:52(JST)
  • 部分食終了:5:55(JST)
  • 最大食(皆既中のピーク):3:11:46(JST)

** 注意点**:東京では、月が部分食の終盤に沈んでしまうため、皆既のフェーズ後半から終了は見られない可能性があります。


観測ハイライト

  • アジア〜オーストラリア:完全な皆既食が観察可能。東京では部分的に観測可能。
  • ヨーロッパ:月出の際に既に皆既の最中で、地平線近くの観察が鍵となる。
  • インド地域(例:デリー・バンガロール)
    • デリー:部分食から皆既へ移行、最大は23:41、終了は24:22(9月8日)
    • バンガロール:総合的に約48分間皆既食が観測可能

ステージと現象

皆既月食は以下の段階で進行します:

  1. 半影食(P1):薄い影による緩やかな暗さの変化が見られる。
  2. 部分食(U1→U2):地球の本影に一部ずつ入り、月の一部が暗くなる。
  3. 皆既食(U2→U3):完全に影に覆われ、赤銅色に輝く「ブラッドムーン」へ。
  4. 最大皆既:最も深く赤く見える瞬間。
  5. 部分食の再開(U3からU4)、半影食終了(P4)。

まとめ

今夜の皆既月食(ブラッドムーン)は、地球が月に投げかける美しく壮大な影を目撃できる稀有な機会。日本でも明け方にかけて観察可能なポイントがあり、天文ファンだけでなく、幅広い層にとって心に残る荘厳な瞬間となったことでしょう。
曇り空で見逃した方も、ライブ配信や次回の天文現象まで期待をつなげてみてはいかがでしょうか。

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